4月27日(日曜日)を持ちましてPANASHは完全閉店とさせていただきました。
19年間、沢山の人達と出会いまた別れ本当に皆様のサポートの
お陰でここまでやって来れる事が出来たと思っております。
いつも遊びに来て頂いた方の顔が頭に浮かんできます。
自身、高校を卒業しPANASH姫路店で勤めさせて頂いた約9年間から
本店に戻り1年間、本当に仲良くして頂いた方々に
感謝の気持ちでいっぱいです。
皆様の仕事と同様に決していい事ばかりで無かった10年間でしたが
人と人の間に生まれる"何か"を身をもって学ばせて頂いたと
心より思っております。
いつも通りお店で皆さんとお会い出来なくなるのは寂しいのですが...
新しい目標を胸にPANASH19年の歴史に幕を閉じさせて頂きます。
本当に、ありがとうございました!
自身これからもDAYZEで頑張って行こうと思っております。
今まで通りのご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
5月1日からは、PANASHにてRyosuke Horii (DAYZE)の絵の初個展を
5月11日まで開催させて頂こうと思っております。
PANASHに立つのはこの個展で最後になると思いますので
是非みなさんの起こし心よりお待ちしております。
さて、最後に何を話そう…
そうだ、今も乗り続けている一つの遊びについて話そう。
気持ちが冴えない時も、気持ちがいい時も、ずっとこれに乗っていた。
これに乗っていると何も考えず夢中になれた。
火を噴き、風を切り、地を蹴り、飛び上がる、
まるで夢中の宇宙に行けるスペースシャトルの様な乗り物だ。
よく慣れた街にツバを吐きかけて、よく慣れた空に煙を吐いて、
真っ白なキャンバスに何本ものラインを描く。
そうしていると目の前に現れたんだ…
自分によく似ているもう一人の自分が...
いつしか2人は仲良くなり一緒に遊びに出かけるようになった。
毎日のように乾杯をかわし夜が明けるまでビールを喉に流し込み、
よく慣れた街にツバを吐きかけて、よく慣れた空に煙を吐て、
真っ白なキャンバスに何本ものラインを描いた。
儚くも咲いた桜が散る夜に、もう一人の自分がこう言ったんだ。
もう俺はお前と会えなくなるだろう。
どうして?
お前は、俺に嘘をついている、影では関係を悪く思っている。
どうして?
俺は、お前を良く知っている。
お前は、俺を見ようとしなかった。
わからない…そう感じた…ただ...それだけ…
と言って煙の様に消えていった。
あれから10年の月日は川の流れの様に流れていった。
交差する光と影を感じながら。
ある日、彼は大きな島の終着点にたどり着いた。
そこに自分によく似たもう一人の自分が立っていた。
そして手を取りこう言ったんだ…
まだ知らない街にツバを吐きかけて、まだ知らない空に煙を吐て、
真っ白なキャンバスに何本ものラインを描こう。
夢中の宇宙にいたあの頃の様に答えはいつもシンプル。
彼は迷い無くうなずき自分の手を取った。
つづく...
それでは、最後に本当に19年間PANASHを支えて頂きありがとうございました。
振り返り、左右、前を見ても感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとうございました!!
では、失礼いたします。
by ryosuke horii
peace